内定先からの暑中見舞いの返事の書き方は?残暑見舞いも両方出すべき?

季節の行事

梅雨が明けてからだんだんと暑さが増してくる暑中の期間。
いろいろな方から『暑中見舞い』としてお葉書やお手紙をいただく機会も多くなってくると思います。
何度かもらった事があったり、自分から送る機会があれば暑中見舞いの書き方などは身についていると思います。
しかし、この季節に暑中見舞いをもらって一番戸惑ってしまうのは”就活中の学生さん”が多いのではないでしょうか?

内定を早くにもらい、就活がひと段落して、ホッと一息ついた頃合いに送られてくる内定先からの『暑中見舞い』
学生さんであれば、おそらく自分から誰かに暑中見舞いを送るなんて事をしている人は少ないと思います。
初めての人だと、返事はどうすればいいのかわからず、戸惑ってしまうのも無理はないですよね。

今回は『内定先から暑中見舞いをもらったら』をテーマにもらった場合はどうしたらいいのか?
暑中見舞いのお礼状の書き方や残暑見舞いも贈るべきなのか?についてまとめてみましたので不安な方は参考にしてみてくださいね。

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内定先から暑中見舞いがきたら返事はどうする?

内定先から先に暑中見舞いがきた場合に返事はどうしたらいいのか?
その答えは、内定先からの”暑中見舞いの出し方”に注目してみてください。

内定先からの暑中見舞いが印刷物のみで書かれているような場合は、先方(内定先)としては、内定者全員に同一内容で送る事を事務的に出したものと推測されるので返事は特に書く必要はないというのが一般的なようです。
それとは逆に手書きで書かれている物であったり、印刷物でも手書きで一言個別メッセージが添えられているような暑中見舞いであれば、返事は書かれた方が良いでしょう。

では逆に、こちらから先に暑中見舞いを送るべきなのでしょうか?
その事については”基本は送らなくても良い”でしょう。

なぜかというと、内定が決定した時点で人事や総務の「採用部門」は極端に縮小されているのが普通です。
人事担当部門とか総務担当部門に、一年中「採用担当部署」と言うものがある訳ではなく、言ってみれば「季節的な部門」となります。
なので、『暑中見舞い』や『年賀状』などをこちらから先に送ってしまうとそれだけ先方(内定先)に仕事を増やすような形となってしまいかねません。

以上の事を踏まえると…

◎送られてきた暑中見舞いが印刷物などで事務作業的に感じる物であれば返事は不要。
◎手書きや個別メッセージなどが添えられていた場合は、迅速に返事を送る方が良い。
◎自分から先に暑中見舞いなどを出す必要はない。

となります。

※返事は出す必要はないと言いましたが、出して害になるモノでもないので、もし出さないで不安なようであれば出しておく方が自分も安心できると思いますしその方が無難と言えるかもしれませんね。

暑中見舞いの返事の書き方は?

暑中見舞いの書き方は一般的には”縦書き”で書きます。
横書きで書く事はビジネス相手や目上の人に対しては不適切となりますので注意しましょう。

そして、内定先より先に暑中見舞いをいただいてその返事をする際は、お見舞いの言葉とそのお礼、後は簡単なその時の近況報告などを簡潔に添える程度で良いそうです。

お見舞いの挨拶の例文としては
『今年の暑さはことのほか厳しいもので、秋の気配が待ち遠しい今日この頃です。』
『暑さ厳しき折からお元気でお過ごしの事と存じます。今年の暑さはことのほか厳しく、水辺が恋しくなる今日この頃~』

などと書き始めると良いでしょう。

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次に先に暑中見舞いを頂いているのでそのお礼も添えましょう。
『先日は、ご丁寧なお見舞い状を頂きまして、有り難うございました。』
『先般、暑中見舞いのお便りを賜わり恐縮致しております。』

などといった文言がいいかなと思います。

そして締めには相手の事を思い遣った言葉として
『暑い日が続いておりますのでお体大切に過ごされますようお祈り申し上げます』
『暑さもこれからが本番です。ご自愛くださいませ』
『暑さもまだ当分続きそうです。お身体大切になさってください』

などの文言を使い、
『先ずは、御礼ならびに暑中お見舞い申し上げます。』
と添えるのがよろしいかなと思いますよ。

また、
『今年は、新型インフルエンザの流行が蔓延の途でございますので皆様におかれましては予防専一にて御自愛なされたく残暑お見舞を申し上げます。』
のようにその時期、その年の事象を含んだ言葉にすると定型文らしさが抜けるので更に想いが伝わりやすくなるでしょう。

そして最後に、『令和〇〇年』などの年号の後に『盛夏』とつけて締めます。
※ハガキの場合はあまり使いませんが、お手紙の場合だと頭語を『拝啓』で書き始め、結語は女性の場合は『かしこ』男性の場合は『敬具』で締めます。

【参考例】

暑中お見舞い申し上げます
暑さ厳しき折からお元気でお過ごしの事と存じます。
今年の暑さはことのほか厳しく、水辺が恋しくなる今日この頃
先日は、ご丁寧なお見舞い状を頂きまして、有り難うございました。
またこの度は、内定を頂戴致しまして心より御礼申し上げます。
今後とも何かとお世話になりますが、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
まだまだ暑い日が続きますので、どうかご自愛くださいませ。
先ずは、御礼ならびに暑中お見舞い申し上げます。
令和○○年盛夏

※あくまで文だけなので改行や文字の大きさなどは画像検索などで確認してください。

言葉の部分での注意点としては相手先の事を『貴社』と使います。
よく「御社」と言ったりもしますが、「御社」は口頭での言葉なので間違って使わないように注意しましょう。

また、贈り先は『総務課人事ご担当者様』などでいいと思いますが、送られてきた暑中見舞いに何人かの担当者の名前が書かれている場合は個別に出してもいいと思います。
個別で出す場合は、それぞれ多少言い回しを変えて出すと、なお良いでしょう。

暑中見舞いと残暑見舞いって両方出すべき?

暑中見舞いを出したら残暑見舞いも出すべきなのか?
その事については”特に両方出す必要はない”と言えるでしょう。
内定先から暑中見舞いと残暑見舞いを両方もらうなんて事はおそらく…いや、きっとないでしょう。

そもそも『暑中見舞い』とは暦の上では”夏”に送る物となります。
したがって、出す時期というのは梅雨明け~立秋までに届くように送ります。
そして『残暑見舞い』とは暦の上では”秋”に送る物になります。
なので正式にいつまでとは決まってないようですが立秋~8月いっぱいまでに届くように送ります。
中には両方送られる人もいますが、『暑中見舞い』が事情により出せなかった場合として『残暑見舞い』を代わりに送るといった形が一般的とされています。

ただし、間違えていただきたくないのは、『両方は送らなくていい』や『どっちか送っておけば大丈夫』のような意味ではなく、逆に言えば両方出したという事がマナー違反になるわけでもありません。
”送るべき理由があって送る”のであれば両方出してもいいという事にもなりますので、送る際には義務的な事ではなく、相手の事を考えて送れる事がとても大事な事だと言えます。

まとめ

いかがでしたか?

内定先から暑中見舞いが届いてテンパッてしまわないようによく確認して対応しましょうね。
一番大事なのは暑中見舞いというものは”先方の安否を気遣う季節のご挨拶状”だという事。
義務的ではなく返事をする際は、心から相手先の事を気遣える文章で書けるように意識しましょう。

この記事が暑中見舞いの返事を書く際に少しでもお役に立てれば幸いです。
では、また。

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