ひまわりの葉が虫食いにあって大変?!害虫への対策はコレだ!

対策

夏を象徴する植物と言えば『ひまわり』ですよね♪
中には夏に向けてひまわりを育てている方も多いのではないでしょうか?

我が子のように愛情を込めて育てているのですから、
そのひまわりが立派な花を咲かせる姿を見せてほしいですよね♪

しかし、植物を育てている際に必ずと言っていいほど
つきまとう問題がありますね。

そうです。
”害虫問題”ですよね。

ひまわりを見てみたら、葉っぱに異変が?!
虫がたくさんついていたり、虫はいないけど無数にかじられた穴が…。

その状態をただ手をこまねいて見ているだけでは
更に深刻な問題へと発展してしまいます。

今回は虫食いにあっている葉っぱはどんな状態になるのか?
ひまわりに対する害虫はどんな虫がいるのか?
その害虫への対策はどうすればいいのか?
についてまとめてみましたので、虫食い被害にあわれて困っている方は
ぜひ、参考にしてもらい早めに対処してあげてくださいね。

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ひまわりの葉が虫食い被害に!?

ぱっと見でひまわりの葉や花が弱っている場合には
害虫にやられている可能性が高いと言えます。

その際に、まずしなければならない事は
”葉をよく観察し、症状を見極める”事です。

害虫自体がそのまま葉にくっついているのであれば
直接取り除いてあげれば十分ですが、害虫が見当たらなければ
害虫の対策をしようにもどんな虫のせいなのかがわからなければ
対策の仕様がありません。

虫の種類によって葉に与える被害は様々です。

まずは、葉の表面や裏面を入念にチェックして
どのようにかじられているのか?
また、葉の表面や裏面の色の変化などはないか?
を、よく見るようにしてみてください。

ひまわりの葉につく害虫とは?

では、次にひまわりの葉につく害虫には
どんな虫がいるのでしょうか?

害虫ごとの特徴や生態、どのように葉に害をあたえるかを
確認していきましょう。

◎グンバイムシ(軍配虫)

【特徴】
成虫は大部分の種類では体長が3~5mmで、平べったい体をしています。
翅(はね)は半透明で淡黒褐色などの斑紋があります。
名前の由来は、翅を水平にたたんだ形が大相撲の行司や戦国時代の武将達が
使っていた”軍配”に似ている事からつけられたそうです。
【葉への被害】
葉裏に寄生し、吸引により葉の栄養を吸います。
葉裏から吸汁されるため、葉表から見ると葉緑素が抜けて白くカスリ状に見えます。
また、葉に生気が無くなるので美観が損なわれ、生育も悪くなります。
そして葉の裏側には、ヤニ状の黒っぽい排泄物を付着させる習性が
あるので、葉裏が黒く汚れているのが見分けるポイントになります。

◎アワダチソウグンバイ

【特徴】
上記のグンバイムシと同種でコチラの種類は主にキク科の害虫として有名です。
近くにキク科の植物も一緒にあると被害を受ける可能性が高くなります。
この虫の厄介な所が、食欲が旺盛でひまわりなら数匹で枯らせて
しまうほどの凶悪性がある所が注意となります。
【葉への被害】
グンバイムシによる被害と酷似してきます。
被害としては葉の表面が黄化して黒い微細な点々が出てくるのがポイントです。

◎ハダニ

【特徴】
高温乾燥時を好む虫で梅雨明けから夏の9月頃にかけて多発し、
葉裏に寄生して汁を吸います。
ハダニは種類も豊富で約70種類程いて、
成虫でも体長がわずか0.5mm程度と小さい個体となります。
【葉への被害】
葉の表面から見ると、吸われた部分の葉緑素が抜けて、針先でつついたような
白い小斑点を生じます。
数が少ないと判断がしにくいですが、数が多くなると白くカスリ状に
まとまって見える為、この時点で気付くパターンが多いです。
被害が進行すると葉色がどんどん悪くなります。
グンバイムシからの影響に酷似していますが、見分け方としては
ハダニの場合は排泄物が付着しないのがポイントになります。

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◎ヨトウムシ(夜盗虫)

【特徴】
呼んで字のごとく夜行性の虫で昼間は発見しずらいです。
本来はキャベツやはくさいなどのアブラナ科などを襲いますが、多くの植物にも
悪さを働きます。
普段、昼間などの日中は株元に潜んで隠れ、夜になると活発に動き始めます。
食欲も旺盛で、大発生すると夜間に食害する音がガサガサと聞こえる程と言われます。
【葉への被害】
葉への食害が激しく、ひどい場合は葉脈だけ残してそれ以外はすべて
食べ尽くされてしまいます。
植物の生育や外観が悪くなるだけではなく、野菜などでは食用部分が
なくなってしまう程の被害がでるケースもあります。

他にもひまわりにとって害をなす害虫はたくさんいますので、
今回あげた害虫以外の虫に食害されるケースも出てくるでしょう。

葉に被害を受けたらまずはどんな虫にやられているのかを
しっかり見定めてください。
主に葉裏で食害を働く害虫が多いようなので葉の表裏を入念に
チェックする事が害虫の正体を知る為の大きなポイントとなります。

ひまわりの虫食い対策はどうすればいいの?

ひまわりの虫食い被害にあった場合はどのように対策をすればよいのでしょうか?

対策方法は大きく分けると、

〇直接捕獲して処理する。(捕獲法)
〇殺虫剤などの薬剤を散布して処理する。(散布法)
〇つぶ状の薬剤を撒いて防除する。(粒剤法)

になります。

◎捕獲法

薬剤を使わないので人体への影響などは一番出ない方法です。
害虫が葉についてる状態で、ビニール袋などに向かって葉を叩いて
虫を袋の中に叩き落したり、ガムテープなどの粘着テープを貼り付けて
取り除く手段などがあります。
肉眼で害虫が確認できる場合は、安全で確実ですがその分、
手間と時間がかかります。
虫が苦手な人はもっともやりにくい方法かもしれませんね。

◎散布法

手っ取り早いのは、株ごとビニール袋などに入れ、その中にエアゾール剤を
散布して充満させる方法が良いでしょう。
薬剤の人体への影響が気になる方は、人体に対して安全性の高い
ネオニコチノイド系が成分の農薬を使うと良いと思います。
また、ベランダなどで生育している場合などは散布する際には、
薬剤が室内に入らないように窓を閉め切り、散布後半日程度は窓を
開けないように注意しましょう。
散布のコツとしては葉裏までしっかりと薬剤がかかるように
丁寧に散布させるのがポイントとなります。

◎粒剤法

粒剤でオススメなのはモスピラン粒剤やオルトラン粒剤になります。
粒剤を株元に撒き、土と混ぜておくと効果的です。
成虫になると効かない虫も出てくる為、捕獲法・散布法と組み合わせて
防除する事がポイントとなります。

虫によっての対処法としては、
【グンバイムシ類】
風通しが悪いと発生しやすくなるので、枝を間引くなどをして
風通しをよくすると良いでしょう。
また、周辺に雑草や他の草花があると発生源の元になるので抜くなどの
処理をしてまわりの環境も整えましょう。

【ハダニ】
水に非常に弱いので、毎日の水やりをかかさないようにする事で
簡単な予防をする事が出来ます。
この時に葉裏にもきちんと散水する事がポイントとなります。

【ヨトウムシ】
浸透移行性剤のオルトラン粒剤やオルトラン水和剤は効果が長続きしますが
成長しきったヨトウムシには効果が表れない場合もあるのでその際は捕獲法を
試しましょう。
その際は、日中に見つける事は困難な為、夜に懐中電灯で照らして見つけると良いでしょう。

以上のように1種類あるいは2種類の防除法を駆使して害虫を手早く
処理するようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか?

ひまわりなどの植物にとっての害虫は人間にとっては病気と同じです。
”早期発見、早期対処”する事が肝心です!
そうしてあげる事でアナタのひまわりは再び元気を取り戻し綺麗な花を
アナタに見せてくれることでしょう♪

今回の記事が虫食い被害で悩んでいる方の助けになれば幸いです。
では、また。

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