アイスクリームの種類別の違いとは?種類と特徴は?賞味期限表示はなぜ無いの?

食品

だんだん、暑い季節になってくると食べたくなってしまう
冷たい食べ物と言えば『アイスクリーム』と連想される方は
どの位いるでしょうか?

僕も『アイスクリーム』は大好きなので、買い置きしてしまうと
ついつい2個も3個も食べてしまいます。(;´・ω・)

暑くて食欲がない時でも、冷た~い『アイスクリーム』なら
なぜか食べれてしまう・・・そんな魅惑の食べ物ですが、
みなさんはその『アイスクリーム』にも「種類別」として
”4つの種類”に区別して呼ばれているってご存知でしたか?

今回は『アイスクリーム』をテーマに、どういう基準で
「種類別」にしているのか?

また、種類によってどんな特徴があるのか?

それから『アイスクリーム』についての疑問で意外にも
多いのが、賞味期限についてなんですよね。

『アイスクリーム』のラベルを見てもらうとわかると思うのですが、
ラベルには賞味期限の表示は書かれていないものばかり・・・。

なぜアイスクリームには賞味期限表示がされていないのか?
に、ついてもまとめてみました。

気になる方はぜひ、最後まで読んでいってくださいね♪
 

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アイスクリームの種類別の違いとは?

『アイスクリームの「種類別」ってなんだよ?』

そう思う方も多いと思います。

”味の種類”の事を言っているのではありませんよ?

アイスクリームのラベルを見てみると、「種類別」と書かれている
わりと大きめな文字の表記が目につくと思います。

それがいわゆる”アイスクリームの種類名”となっており、
アイスクリーム自体の見た目が同じように見えていても、
アイスに含まれる【乳固形分】【乳脂肪分】などといった
”乳成分の量”によって大きく4種類に区分されています。

◎乳固形分とは・・・乳製品のうち水分を除いた成分の事を呼ぶ。
◎乳脂肪分とは・・・乳固形分に含まれる脂肪の事を呼ぶ。

これらの”乳成分の量”の割合が多い物から順に
『アイスクリーム』『アイスミルク』『ラクトアイス』『氷菓』
と呼び分けられており、これらの成分規格は食品衛生法に基づき、
『乳及び乳製品の成分規格に関する省令』『食品、添加物等の規格基準』
の2つの法律によって”厚生労働省”が定めているアイスクリームの
”種類別の名前”となります。

なので、みなさんが「アイスクリーム」と思って食べている物が
実は種類別で見てみると「アイスミルク」であったり、
「ラクトアイス」であったりする事も多いと思います。

意外にも知られていない”種類別の違い”を確認しながら
アイスクリームを選ぶのもまたおもしろいかも・・・しれませんね♪

アイスクリームの種類による特徴は?

『アイスクリームの「種類別」が”乳成分の量の違い”によって
呼び分けられているのはわかったけど、その”乳成分の量”の
割合はどのくらいで分けられているの?』

『実はなんだかんだ言ってあんまり違いは無いんじゃないの?』

そう思われる方もいらっしゃると思いますが、実は”種類別の違い”って
けっこう違いがあるんです。

この章ではそれぞれの種類の特徴について説明していきましょう。

◎アイスクリームとは・・・
乳固形分:15.0%以上(うち乳脂肪分:8.0%以上)
名前の通りにクリームだけで作ると脂肪分が多くなりすぎてしまうので、
ホームメイドで作る際は牛乳に生クリームを混ぜて脂肪分を調節して作られる
事が一般的。

市販の物の場合は、濃縮乳を使用したり、生乳をベースに生クリームを混ぜたりして
脂肪分を調節して作られている。

乳成分の量がもっとも多くなるので、ミルク風味が強く濃厚な味わいになります。
その分、販売されている物でこのアイスクリームにあたる商品はやや高価格な物が
多いと言えます。

◎アイスミルクとは・・・
乳固形分:10.0%以上(うち乳脂肪分3.0%以上)
ミルク(生乳)のみでアイスを作った場合、ミルク(生乳)の成分にもよりますが、
だいたいが乳脂肪3~4%程度になる為、名前の由来の通り純粋にミルク(生乳)のみで
作られたアイスの事をアイスミルクと呼ぶようです。

市販されている物だと「ミルクバー」などのように”ミルク”とネーミングに
入っている物はアイスミルクに分類されている物が多いようです。

◎ラクトアイスとは・・・
乳固形分:3%以上
乳固形分がアイスミルク以下の物はラクトアイスに分類され、”乳脂肪”の代わりに
”植物系油脂”を混ぜて油分調節されている物が多いそうです。

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植物系油脂が使用された「ラクトアイス」の場合は、「アイスクリーム」「アイスミルク」
よりもカロリーが高めな場合も多いので食べ過ぎによる体重増加には注意が必要です。(;´・ω・)

なお、名前の「ラクト」とはラテン語で「乳」の意味を持つそうです。

乳成分の量がもっとも少なくなるので濃厚さは薄まる分、代わりにさっぱりとして
口どけが良いのが特徴になります。

市販でカップに入れられた”カップアイス”の類はほとんどこのラクトアイスに
分類されているそうです。

◎氷菓とは・・・
名前の通りに氷を模して作られていて乳製品の分類には含まれない冷凍菓子の事を呼びます。

一般的な物としては「アイスキャンディー」「かき氷」「シャーベット」などが
氷菓に区分けされます。

「ジェラート」も氷菓に含まれますが、ジェラート(Gelato)はイタリア発祥の氷菓で
イタリア語で「凍った」という意味をを持つことから名付けられたそうです。

イタリア人にとっては”夏の定番”として欠かせないお菓子で、果汁や果肉、牛乳に砂糖、
時にはコーヒーや香草などを混ぜた物を凍らせて作られている物も多いそうですよ。

以上がそれぞれの「種類別」による区分の目安や特徴となりますが、
乳製品の分類に入る「アイスクリーム」「アイスミルク」「ラクトアイス」の違いを
比べるには何も混ざっていないプレーンのバニラ味を買ってみて、実際に食べ比べてみると、
濃厚さの違いがはっきりと感じられると思いますので気になる方はぜひご自分で食べ比べを
してみてくださいね♪

ちなみに「アイスクリーム」の中でも、卵黄を使わずに基準ギリギリの成分で作られた物と、
生クリームや卵黄をたっぷり使ったものでは風味が全く違い、当然の如く後者の方がずっと
濃厚で卵とミルクの風味が強く感じられるはずだと思います。

アイスクリームの賞味期限表示はなぜ無いの?

最後にアイスクリームの賞味期限についてお話しておきましょう。

冒頭でも書いた通り、市販されているアイスクリームにはほとんどと言っていい程
賞味期限表記は明記されていません。

なぜ賞味期限は明記されていないのでしょうか?

その理由は、保存状況にあります。

アイスクリームや氷菓は冷凍庫により常に冷凍保存されますよね?
つまり、ずっと溶けない温度で管理されている事により、アイスが溶けない
低い温度の環境下では、温度管理がきちんとされている限り細菌が減る事は
あっても、”細菌が増える事はない”からです。

細菌が増える事がなければ、傷む(腐敗が進む)事もないので状態を長く
保つことができます。

なので、溶けないように長期保存していたのであれば、品質変化は多少あっても
食べるのには差し支えありません。

そのため、厚生労働省の「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」や、
農林水産省の「加工食品品質表示基準」の規定によって、

「アイスクリーム類にあっては、期限及びその保存方法を省略できる」

と、定められている為に省略されているそうです。

よって、”賞味期限がない”のではなくて”賞味期限の表記を省略してもよい”
という理由が賞味期限が表記されていない”本当の理由”になります。

しかし、いくら品質の劣化が少ないとされるアイスクリームでも、
1度溶けてしまった物や、食べかけの物となると話は別です。

上記のような状態で再び冷凍保存したとしても、性質変化や成分分離が起こる為、
品質の劣化が大きくなり、食べれなくはないけど「味がちょっとおかしい」
なるので、そういった物は食べる事を控えた方が無難と言えるでしょう。

長期保存するとしても、買ってきたそのシーズン中に食べきる様に
するのをオススメします♪

まとめ

いかがでしたか?

『アイスクリーム』に対する知識が少しでも
理解いただけたのではないでしょうか?

まぁ、最終的には美味しく食べられれば「種類別」などは
あまり関係ないかもしれませんが、例えば新商品のアイスを
買って食べてみようと思った時に「種類別」をチェックすれば
濃度などのイメージが付きやすいと思います。

僕もこの事実を知ってから、普段何気なく食べているアイスの
「種類別」をチェックするようになりました。(笑)

暑い季節は冷たくて美味しい「アイス」で厳しい夏を乗り越えましょう♪
ただし、食べ過ぎにだけは注意してくださいね(;´・ω・)ノシ
ではまた。

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