焙煎とはその名の通り生豆を『焙って煎る事』。
当然、生のままの豆では抽出する事が出来ないので焙煎してから挽いてドリップする事になるのですが、その焙煎の加減によってコーヒーの酸味と苦みが変わってきます。
本来、コーヒーの味は「酸味」「うま味」「苦み」の3つの味で決まります。
そしてこの「酸味」と「苦み」はどうやって決まるかというと、コーヒー豆の種類によっても変わりますが同じコーヒー豆でもコーヒー豆の焼き方(焙煎時間や焙煎度合い)によって変わります。
今回はその焙煎の種類と浅煎りと深煎りのおおまかな違いについてご紹介しましょう。
コーヒー豆の焙煎の種類はどのくらいあるの?
まず、焙煎(ロースト)の度合いによって呼び方が変わってきます。
基本的な煎り加減は8段階とされています。
よく煎った順で言いますと、
イタリアンロースト
⇓
フレンチロースト
⇓
フルシティロースト
⇓
シティロースト
⇓
ハイロースト
⇓
ミディアムロースト
⇓
シナモンロースト
⇓
ライトロースト
となっており、イタリアンロースト、フレンチロースト、フルシティローストあたりだとおよそ75度~85度くらいの低めの温度の抽出が向いていると言われます。
逆に浅めのローストでは90度以上で抽出するのが合っていると思います。
あまり聞きなれない言葉ですがコーヒー豆を買いに行って焙煎してもらう時に好みの焙煎度合いを聞かれる事もあるので覚えておくと戸惑わなくて済みそうです。
また、コーヒー豆の種類によって最適な焙煎度合いもあるのでせっかくコーヒー豆を買いに行ったのにコーヒー豆本来の特性を消してしまうような焙煎オーダーはしないように注意しましょう。
(まぁ、ちゃんとしたコーヒー豆専門店の店員さんならコーヒー豆ごとの最適な焙煎度合いは熟知しているでしょうから指摘してくれると思いますが…(笑))
真にコーヒー通の方は生豆を買ってきて自宅でセルフ焙煎する方もいらっしゃいますが、自分で焙煎するのは均一に焙れる様な焙煎器具が必要になりますし、上記の8通りの煎り度合いを熟知していないと毎回煎り度合いにムラが出来てしまうのでしっかりと勉強した上で行った方がいいと思います。
僕は手軽に美味しいコーヒーを飲みたい派なのでコーヒー豆専門店の店員さんを信じていつも焙煎してもらってます。(笑)
同じ種類のコーヒー豆でも煎り度合いによって口当たりが変わってくるので飲み比べてみても面白いかなと思います。
浅煎りと深煎りの違いはどう違う?
浅煎りと深煎りでは「酸味」と「苦み」が全く違ってきます。
おそらく皆さんの想像するイメージ通りの違いだと思いますが改めて差を書いてみると…
浅煎りだと酸味が強めに抽出されてさっぱりとしたキレ味の良い口当たりになり、コーヒー豆本来の味を味わうには適していると言われます。
逆に深煎りにすると苦みが強くなり、コクや香ばしさがしっかりと出ます。
酸味もローストによる苦みで隠れ、弱まる傾向があるので酸味が苦手な人やカフェインが気になる人は深煎りするとある程度カフェインが飛ぶようなのでは深煎りがオススメとなります。
苦みとコクが欲しいエスプレッソやアイスコーヒーなどには深煎りが用いられることが多いようです。
見た目もコーヒー豆の色加減である程度分かります。
浅煎りは白っぽく薄い茶色から煎れば煎る程色味が濃くなっていき深煎りになると炭に近い濃いめの茶色になります。
また、浅煎りと深煎りの中間として中煎りもあります。
僕は普段はストレート(ブラック)で飲む事が多いので飲みやすくコーヒー豆の味の違いも分かりやすいシティロースト~ミディアムローストくらいの中煎りくらいで買ってくる方が多いです。
胃への負担も煎れば煎る程かかってくるのでストレート(ブラック)で飲むなら浅煎り~中煎り、ミルクも混ぜて飲むなら中煎り~深煎りにするのが僕の個人的にオススメです。
まとめ
いかがでしたか?
コーヒー豆の種類×焙煎度合いによってコーヒーの味わい方は幾通りにもなります。
自分もまだまだ分からない事だらけでとても奥が深いですが何となく味の違いがわかってくるととても楽しくなってくる魅力がコーヒーには秘められている…。
そんな感じがします。(笑)
では、また。
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