部屋干しが臭い原因は?梅雨時の対策に早く乾かす方法をご紹介!

季節の行事

6月に入ってくると北上してきた梅雨前線により、本州の方でも本格的に”梅雨”の季節となっていきます。
雨が降り続き、すっきりしない天気の日が続いてきてしまうといろいろと困ってしまう場面が出てくると思います。

日々の洗濯もその中のひとつではないでしょうか?
梅雨でなければ、雨の日を避けて晴れた日に洗濯をすればいいですが、梅雨で雨が降り続いているとそうもいってられません。

ほとんどの方は”部屋干し”を余儀なくされるでしょう。
しかし、”部屋干し”をするとどうしても”臭く”なってしまう、そんな人も多いのではないでしょうか?

実は”部屋干し””臭く”なってしまう事には”原因”があります。

今回は部屋干しすると臭くなってしまう原因はなんなのか?
梅雨時で天候が悪い時に部屋干しするにはどうしたらいいのか?
また、部屋干しをしても早く乾かす方法について、ご紹介していきましょう。

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部屋干しが臭い原因は?

まず、部屋干しが臭ってしまう原因のひとつは”乾燥の不十分”が要因と言えます。
雨の日で、ましてや梅雨の雨続きの日が続いてしまうと、どうしても部屋の中の湿度が上がってしまいがちです。
そんな中で洗濯物を干した場合、どうなると思いますか?

実は洗濯物1㎏からは、約200~300㏄程の水分が蒸発していると言われています。
その蒸発した水分が湿気となり、部屋の中に溜まってしまうので、部屋の中の湿度を更に上昇させてしまいます。
仮に5㎏の洗濯物を部屋に干したとすると、約1.5ℓのペットボトル1本分の水を部屋に撒いたのと同じくらい、部屋の中が湿気てしまう事になります。

想像しただけでもゾッとしますよね。(汗)
雨の日の特に梅雨シーズンの部屋干しは湿度に十分注意して行わないといけないと言えますね。

次に原因になるのは”雑菌の繁殖”になります。
主要となる菌の名前は『モラクセラ・オスロエンシス』と呼ばれ、真正細菌に属します。

ではなぜ、モラクセラ菌などの雑菌が繁殖してしまうのかというと、衣類というのは長く着ているとどうしても繊維の奥にまで皮脂などの汚れを吸い込んでしまいます。
そして、その衣類の汚れは”まとめ洗い””洗い不十分”によって残ったままになってしまうと、その残った汚れがエサとなり、雑菌が繁殖し始めます。

雑菌の繁殖には”エサ””水”が必要になる。といえば、もうお分かりですよね?
汚れの残った洗濯物を部屋干しする事により、部屋の中の湿度が上がる為、その”汚れ残り””水分”をエサにして、雑菌が大繁殖してしまうのであの”生乾きの嫌な臭い”が出てくるというワケです。

梅雨の部屋干し対策はどうする?

では、部屋干し対策はどうしたらいいのでしょうか?
上の章で、”臭くなってしまう原因”を知りましたね。
要は、その原因を排除する事が対策になると言えます。

まずは、湿度を高くし過ぎないように”湿度管理をしっかりする事”が大事になります。

梅雨の時期だとどうしてもジメジメしてて湿度も高くなりがちです。
すると、人間の心理としては少しでも過ごしやすくする為に、除湿器やエアコンのドライをかけたりしますよね?
部屋干しをするならその”快適なスペース”に干すようにしましょう。

ワンルームの人は別になりますが、部屋が何部屋かあるお宅であれば、洗濯物をリビングなどの”快適な生活スペース”に干していると見栄えも悪いし、それこそ”生乾きの臭い”なんてしてたら、”奥の方の部屋”などに干して閉め切ってしまいがちになっている人も多いのではないでしょうか?
そうなると、かえって雑菌にとっては”願ってもない状態”になってしまいます。
なので、”換気が取れて湿度管理ができる場所に干す事”がひとつめの対策になります。

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雑菌の繁殖を防ぐ対策としては”きっちり洗う(雑菌を除去)”事と”早く乾かす(雑菌が繁殖しないうちに乾かす)”事があげられます。

きっちり洗う為には、”正しく洗濯”をするという事で、意外とそれが出来ていない人は多いと思います。

【正しい洗濯のポイント】
◎洗濯をする前に先に洗剤を撹拌して溶かす”仮洗い”をする事。(溶けていない洗剤は本来の洗浄力を発揮してくれません)
◎洗濯に使う水は冷たすぎない(20℃以上がベスト)事。
◎洗濯物の量に対して水量を多めにとる事。
◎柔軟剤を入れすぎない(3~4回の洗濯に1回で十分効果は持続する)事。(柔軟剤は界面活性剤である洗剤と真逆の性質なので、入れすぎると洗浄力を低下させてしまう)

以上の点を意識する事で、汚れ落ちを良くして汚れ(雑菌のエサ)を残さないで洗濯する事ができます。

そして、さらに効率を良くする為には、”洗濯物をため込まない”事と”洗い上がった後はすぐに干す”事を徹底していきましょう。

部屋干しでも早く乾かす方法とは?

では最後に”部屋干しでも効率的に早く乾かす方法”をご紹介していきましょう。
この”早く乾かす”という事が雑菌を繁殖させない為にはもっとも重要になってきます。

洗濯物が乾く早さには”低湿度””風量”が関わってきます。
なので、除湿器やエアコンのドライと併用して扇風機の風を当てるのが一番効率の良い”速乾方法”と言えます。
扇風機で風を当てるのは、洗濯物から水が蒸発するのを促進する為です。
ただ、これだけだと蒸発した湿気が部屋の中にこもってしまい、部屋の湿度が急上昇し、飽和水蒸気量に近づくと、途中から洗濯物が乾くスピードがガクッと下がってしまいます。
そこで、除湿器やエアコンのドライ、換気扇のいずれかを併用する事で、出た湿気を機械の力で強制排出して、部屋の湿度を下げてあげると、洗濯物の乾くスピードが格段に早くなるという仕組みになります。

しかし、この方法の難点と言えば、電気代が一番かかってしまうという事ではないでしょうか。

電気代がかさんでしまうのは気になるという人は以下の方法を試してみてはいかがでしょうか?

使う物は扇風機と換気扇のみになるので、電気代はあまり気にならないと思います。

まずは、干し方を工夫してみましょう。
洗濯をこまめにして、1回の洗濯物の量を減らしましょう。
干す量さえ少なくなれば、洗濯物からでる水蒸気の量も減るので、湿度の上昇を抑えられます。
また、洗濯物同士のスペースが十分にあくことでその間に風が通りやすくなるので、乾くのも早くなるというワケです。
厚手の物と薄手の物を交互に干したり、ジーンズなどの厚手の乾きにくいものなどはハンガーを使って立体的に干したりするのもアイデアのひとつです。

それに加えて、洗濯機の最後の脱水時間を長めにしてみましょう。
脱水時間を長くすることによって、脱水の遠心力でしっかりと水分を絞り取る事ができるので更に水分の蒸発、湿度の上昇を抑えられます。
※脱水時間を長くするとその分、衣類によってはシワができやすいので注意しましょう。

そのようにして干した洗濯物に対して扇風機で風を送り、換気扇で換気を促せば、除湿器などを使わなくても”早く乾かす”事が可能となります。

まとめ

いかがでしたか?

部屋干しがどうしても臭ってしまうのにも原因がしっかりあるからなんですね。
その原因に対して、しっかりと対策さえすれば、梅雨時でも十分、部屋干しでいけますよね。

余談ですが、雑菌さえついていなければ干してる時間が長くかかっても、洗い上がってしばらく放置しちゃったとしても、嫌な臭いは出ないみたいですよ♪

梅雨時期の部屋干しで悩みをかかえている方に、この記事が少しでも役に立っていただけたら嬉しいです。
では、また。

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