お盆でお墓参りのマナーとは?どんな服装でいつ行ったらいいの?

季節の行事

お盆になるとお墓参りをしに実家へと帰省される方も多いと思います。
ご先祖様の霊をお迎えして供養をするという行事は日本の大事な文化のひとつですよね。
お盆の習わしについては地域や宗教、家柄によって違いは出てくると思います。
しかし、お墓参りの作法など、最低限のマナーは共通して言える部分も多くあります。
今回はそういった「当たり前な事だけれど意外と知らなかった」といったようなお墓参りする際の最低限のマナーや服装について。
また、お墓参りはお盆のいつ頃いくのがいいのか。などをまとめてみましたので参考にしてみてください。

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お盆でお墓参りする時のマナーは?

お墓参りを簡単に説明すると、墓石や墓石周りの掃除をして墓前を綺麗にし、お供え物とお線香をあげてご先祖様を供養する事になります。
お盆の習わしについては冒頭でも述べたように地域や宗教、家柄によって多少の違いはありますが、お墓参りのマナーとしては基本的には同じになってきますで、お墓参りの基本のマナーや注意点などを確認していきましょう。

◎お墓に着いたら掃除をする前に墓前に手を合わせてご先祖様に挨拶をしましょう。

人でもそうですが、久しぶりにあった人の家に行って挨拶をせずに勝手に家にあがりこんだらビックリしちゃいますよね。
ご先祖様だって同じです。
挨拶をせずにいきなり墓石のお掃除を始めたら驚いちゃいますのでご先祖様への感謝を込めてしっかりと挨拶をしてからお墓参りをスタートさせましょう。

◎墓石や墓石周りを綺麗にしましょう。

まずは、掃除に必要な道具(草むしり用の道具や墓石を磨く用のスポンジや綺麗なタオルなど)を忘れないように準備し、手桶やひしゃくなどもお墓の入り口で借りられるのかどうか事前に確認しておきましょう。
墓石を磨く際は柔らかいスポンジや清潔なタオルで丁寧に磨きましょう。
この時にタワシや汚い雑巾などを使うと墓石に傷をつけてしまったり、ご先祖様に対して失礼にあたるので注意しましょうね。
草むしりも手で丁寧にしてあげてください。除草剤などを使ってしまうと墓石にダメージを与えてしまったり、周りの植物なども枯らしてしまう可能性もあるので使用する場合は注意して使いましょう。

◎墓石に綺麗な水をかけて清めましょう。

よくやってしまいがちなのがお掃除用に手桶に汲んできた水をそのまま使ってしまうパターン。
ご先祖様に美味しい飲み水をあげるように、また綺麗な水で体を清めてあげるように新しく汲んできた綺麗な水で優しくかけてあげるのがポイントです。

◎お花やお菓子などをお供えをしてお線香をあげます。

供花は一緒にお墓参りに行く家族や親戚などと相談をしてバランスよく持っていきましょう。
お供え物の食べ物や花は故人が好きだった物を用意してあげましょう。
この時にお線香に火を付ける用にチャッカマンなどを持っていくと便利でしょう。(マッチやライターだと風が強い日はつけにくいです。)
なお、お線香やろうそくの火を消す時に口で吹き消す事はタブーとなりますので、必ず手で仰いで消すか、お線香を持っている方の手を上から下に振って消すようにしてください。

◎最後に忘れ物が無いか確認し、ゴミやお供え物をしっかり持ち帰りましょう。

せっかく綺麗にしたのですから最後にゴミを忘れて帰っては元も子もないですよね。
ゴミの中には抜いた雑草なども含みますのできっちり持って帰りましょう。
お供え物の花はそのままでもいいですが食べ物類はあとでカラスなどに漁られてしまう原因になりますので必ずその場で召し上がるか持ち帰って召し上がるようにしましょう。

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お盆のお墓参りはどんな服装でいったらいいの?

では、お墓参りにはどんな服装で行ったらいいのでしょうか?
服装に関しては決められた服装は特になく、普段着でも問題はないようです。
ただし、新盆でお寺での法要があったり、お盆期間中に知人や友人の供養の為に家庭へ訪問するなどの場合には喪服などの礼装が望ましいでしょう。
事前に法要があるのかどうか確認してから着ていくものを決めるのが良いでしょう。

また、親しい間柄のところへ行く場合であっても、故人を悼む気持ちを表す意味も兼ねて、カジュアルすぎる服装や肌の露出の多い服装はなるべく控えましょう。
ネックレスや指輪、時計などといったアクセサリー類は墓石を掃除する際に傷を付けてしまう可能性があるので装着を控えて掃除しやすいように動きやすいシンプルな服装で行くのがオススメです。

お盆の時期でもお墓やお寺では、他の方の葬儀が行われている場合もありますので、実際に直接かかわる事はありませんが、派手な服装や色合いは避けた方が無難と言えます。
周りの方への心遣いとしても落ち着いた色合いの洋服を選ぶようにすると良いでしょう。

お盆でお墓参りに行くならいつ?

お盆の時期というのは地域によって行われる時期は変わってきますが、概ね旧暦の7月13日~16日まで、または8月の13日~16日までのいずれも4日間で行われるのが一般的とされています。
そして、お盆のお墓参りにもっともふさわしいと言われる日は盆の入りと呼ばれる13日とされています。
13日が盆の入りや迎え盆と呼ばれる所以は、お盆期間の初日であり、ご先祖様はこの日に地上に降りてくるとされているからです。

ちなみに、13日に身内の誰かがご先祖様を迎えに行った後に14日や15日にお墓参りする事を「留守参り」と呼びます。
呼び名の通り、ご先祖様は家の方へ連れて帰られているので「留守」となるのでそう呼ばれる所以ですが、ご先祖様が留守の間は仏様が代わりにお墓を守って下さっていると考えられている風習があり、その習わしにそって仏様に感謝を込めて「留守参り」をされる家柄の方もいらっしゃるそうです。

大まかな流れとしては
【12日】
お盆にはお墓参りだけで済むように、12日までに身の周りの掃除やお墓掃除もしておけると良いでしょう。

【13日】
盆の入りと呼ばれている為、ご先祖様を迎えにお墓参りに行くには最適とされています。
提灯を使って迎え火・送り火の風習がある方はこの日に「迎え火」を焚いてご先祖様を家へと連れて帰ります。

【14・15日】
ご先祖様と一緒に家族でお盆をのんびりと過ごしましょう。
「留守参り」する風習のある方は、この日にお参りに行かれるそうです。

【16日】
ご先祖様をお墓へと送っていく日です。
ご先祖様のあの世への道中の無事をお祈りしながら「送り火」を焚いてお見送りします。

迎え火・送り火のある風習の方は13日と16日の2回行くのが一般的とされているようです。

家族でお墓参り行く方、親戚も併せて多人数でお墓参り行く方、午前中に行く方、午後に行く方など家柄によってお墓参りへの行き方や行く時間なども様々だと思いますので家族間で連絡を取り合ってお墓参りの日程を決められるのがよさそうです。

まとめ

いかがでしたか?

お墓参りの風習も家柄によってそれぞれ違うと思いますが、最低限のマナーや流れなど基本的な部分は同じだと思います。
何よりも大事な事は『ご先祖様を敬い、供養する気持ちをもって接する事』だと思います。
そして、ご先祖様を気持ちよく送り迎えできるように、また、周りの方にも迷惑がかからないようにモラルをもったお墓参りを心掛けてみてください。
では、また。

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