お中元で熨斗への名前の書き方やマナーとは?暑中見舞いとの違いは?

季節の行事

だんだんと夏の時期になってくるといろいろな催し物や行事も増えてきて楽しい反面、人によってはプチ繁忙期が到来する方も多いのではないでしょうか?

夏の行事のひとつとして”お中元”もありますよね。
お中元とは上半期にいろいろとお世話になった方へ”感謝の気持ち”として贈り物(ギフト)を贈るという習わしになります。

独身の方にはあまり馴染みのない事かもしれませんが、所帯を持つようになるとこれからも末永くお付き合いしていきたい方には贈るようになっていきます。
でも、初めての人からしたらお中元の熨斗への名前の書き方すらもわからなかったりして調べる事になってくると思います。
そういった方に向けて熨斗への名前の書き方やお中元や熨斗のマナーに関する注意点、それから『お中元』と『暑中見舞い』ってどちらも夏に贈る熨斗書きになりますがどう違うのかをまとめてみましたので参考にしてみてください。

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お中元で熨斗への名前の書き方は?

お中元でまず最初に悩むのは名前の書き方なのではないでしょうか?
そもそもお中元は感謝の”気持ちを贈るモノ”なので熨斗を付ける事は一般的になります。
『水引』はデパートなどでお中元として熨斗を付けてもらうように頼めば選んでくれるハズなので改めて説明はしませんが、基本は”紅白の蝶結び”を使用します。

そして、水引より下段の部分に送り主の名前を書きます。
個人で贈る場合であれば、自分の名前を『フルネーム』で書くのが一般的でしたが、最近は配送などで贈るケースも増えており、配送で贈る場合ですと送り状に名前と住所が書かれているので誰からの贈り物なのか一目でわかるようになっています。
その為、『苗字』のみで贈る方も増えてきているようです。

夫婦で贈る場合は二人とも書いた方がいいのか?それともどちらか一人の名前でいいのか迷ってしまうと思います。
伝統的な考えに従うと、”一家の戸主は男性”で家から家へと贈るモノなので”夫のフルネームは外せないもの”と言えます。
なので、知人の方などに贈る場合は戸主である夫のフルネームだけでいいのではないでしょうか。

また、最近ですと両家のご両親へ贈る場合は両者の顔を立てる意味でも二人の名前を記入する場合も多いようです。
ご夫婦の名前が添えられているという事で、仲良く切り盛りされている様子も伝わるのではないでしょうか。
なお、両親に贈る際は苗字は同じだと思うので下の名前の連盟で書かれる方が見栄えもすっきりして見えて良いかもしれませんね。

熨斗への名前の書き方は特に決まりはないようなのですっきりと見やすく誰からの贈りモノなのかがわかればいいのではないしょうか。
いずれにしても、モノだけを贈るのではなく、お手紙やお電話なりで日頃の感謝の言葉を添えて差し上げるのがもっとも喜ばれる渡し方だと思います。

お中元や熨斗のマナーや気を付けるべき事とは?

お中元や熨斗のマナーについて気を付けるべきはどのような事があるのでしょうか?
お中元とは先にも述べた通り”感謝の気持ちを贈るモノ”になりますが贈る前に良く考えてみてから贈るかどうか決めた方が良いでしょう。

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お歳暮もそうですが『お中元』『お歳暮』は年間で考える儀礼的な物になりますので、一度贈ってしまうと”一度きり”というわけにはいかなくなってしまいます。
お中元もお歳暮も基本は”お礼の必要のないモノ”ではありますが、礼儀として考えると「お礼をしなければ」となってしまいますのでお互いに永く贈り合う事を考えると負担になってきてしまう場合もあります。
気楽に付き合っていきたい関係のご友人の方であればあえて『お中元』として贈るのではなく『粗品』などの”一度きり”の贈りモノにするか『熨斗なし』で贈るのも手です。

また、どちらか(贈り手や貰い手)が喪中の場合はお中元は控えた方がいいのか?という話もよく聞きます。
しかし、お中元とはお祝い事ではなく”日頃の感謝を伝えるモノ”なので、このような場合でも特に気にせずに贈っても大丈夫なようです。
この際の注意としてはお中元としてお仏壇菓子やお花などの”仏様にお供え物”を一緒に贈る事はしないように注意しましょう。
御供え物もどうしても一緒に贈ってあげたいのであれば『お中元』と分けて『御供物』の熨斗をつけて贈るようにしましょう。

意外と良かれと思って贈ったモノが変な意図で受け取られてしまうケースもよく聞きます。
そして、そういう事にならないように熨斗名をちゃんと見定めて、必要であればお手紙やお電話で意図を伝える事が大事になってくるのかなと思います。

お中元と暑中見舞いの違いは?

そして最後に、意外と知っているようで知らない『お中元』『暑中見舞い』の違いについて話していきたいと思います。

どちらもお世話になった方へ上半期の感謝の気持ちを込めて贈るモノになりますが、大きく違うのは”贈る時期”の違いとなります。
地方によっても時期の違いはありますが、関東では7/1~7/15日頃まで、関西では8/1~8/15日までに贈るモノを『お中元』と呼びます。
本来はこの時期に『お中元』として贈る方が多いですが、関東地方で理由によりこの時期に贈る事が出来なかった場合に立秋(8/10頃)までに贈るモノを『暑中御見舞』として贈るそうです。
なお、関西の場合はお中元の時期と重なるので『暑中御見舞』は使わず『お中元』でそのまま使われるそうです。

贈る際にはデパートなどから発送される方が多いと思いますが、地方に贈る場合でしたら熨斗はどうすればいいのか係りの人にお伺いして選んでもらうようにするとミスはないでしょう。

ちなみに『暑中御見舞』や関西の方へ『お中元』を贈られる時は8月で猛暑真っ盛りのはずなので贈りモノは”冷たいもの””涼しげに生活を送れるモノ”などを贈って差し上げると大変喜ばれると思いますよ。

まとめ

いかがでしたか?

『近しき仲にも礼儀あり』という言葉もあるように、身内に贈る場合でも失礼のないように贈る事が大事だなと思いました。
僕の場合はマナーよりも先に文字の汚さを何とかしなければ…(汗)

今回の記事がお中元シーズンに少しでもお役にたてれば幸いです。
では、また。

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